2006.04.24

マミヤ35IIを持って、お散歩

前日に「マミヤ、光学事業から撤退」の報を聞いた時から、土曜日はマミヤ35を持ち出すことに決めていた。

Mamiya 35II F2.8, Sekor 5cm/2.8, F4?, 1/250, Konica Centuria Super200, DiMAGE Scan 5400IIでスキャン後調整Mamiya 35II F2.8, Sekor 5cm/2.8, F8, 1/250, Konica Centuria Super200, DiMAGE Scan 5400IIでスキャン後調整
Mamiya 35II F2.8, Sekor 5cm/2.8, F5.6, 1/250, Konica Centuria Super200, DiMAGE Scan 5400IIでスキャン後調整Mamiya 35II F2.8, Sekor 5cm/2.8, F2.8, 1/250, Konica Centuria Super200, DiMAGE Scan 5400IIでスキャン後調整

数千円で入手したものの、今まで一度もフィルムを通していないのが気に掛かっていたというのもある。

で、とりあえず地味なコニカミノルタ・センチュリアスーパー200を入れて(嘘色が少ないのでレンズの素の特性を掴みやすい)、西武線の中井あたりをぶらぶらしつつ一本撮ってみて、上がりを見て驚いた。
現代のレンズとして普通に通用している。というか現代の下手なレンズよりいい。左上の犬(これが実は良くできた置物)の目など、スキャンしたオリジナルサイズでもかっちりと描写している。
Pentax *istDs, FA35/2, F4, ISO800, Silkypix SAKURAで現像後トリミング、リサイズこのマミヤ35 II型 F2.8、1956年のモデルである。今年でちょうど五十年。
なのに発色・解像度・コントラストともかなり高い水準。太陽を画面端に入れたカットですら最近のズームよりましなくらい。
連動距離計も、さすがに二重像がうすれて消えかかっているもののなかなか正確で、解放でも落ち着いて使えばしっかり合う。
これはいままで使ってやらなかったことが悔やまれる。

で、いい気分で帰宅したら空き巣にやられていて、銀行に入れていなかった現金を全部盗まれていたのだけど、それはまた別の話。カメラに使う予定のお金じゃなかったんだけど、5Dは無理でも30Dなら余裕で買えた額だったのになあ……。

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2006.04.20

Naturaで無理矢理NPモード

このblogに以前からコンスタントに来ている検索パターンに、「NATURA DXコード」「DXコード偽装 NPモード」「NATURA NPモード 400」などの組み合わせがある。
検索意図はおそらく
「Natura SやNatura BlackなどNaturaシリーズのカメラで、なんとかISO感度400程度のフィルムでも(ストロボが自動発光しない)NPモードを使う方法が知りたい」
ということだと推測出来る。

NaturaシリーズのNPモードでは、カラーバランスの崩れた室内光でも綺麗に撮影するため、高感度ネガカラーフィルムが露出オーバーに強いことを利用して、常時おおむね+2段の露出補正を行っている(同時にストロボの自動発光はオフになる)。
だがそれはネガカラー用の解決法で、モノクロのネガフィルムやカラーリバーサルフィルムなら素直に適正露出にした方がいい。しかしNaturaにISO 1600未満(Classicaでは800未満)のフィルムを使った場合はNPモードが有効にならず、するとストロボがちょくちょく自動発光してしまい、用途によってはわずらわしい。
もしISO感度400のモノクロフィルムを1600と認識させることが出来れば、結果的にほぼ適正露出、かつストロボが勝手に光らない。だから、DXコードをどうにか偽装したい。
だいたいこういう流れだ。

特に、ここでは以前「Naturaでモノクロ」という記事を載せていて、その中でDXコードを加工しているといいながらも方法は示していないので、検索でたどり着いた人は「で、結局どうやるの?」と不満を抱いているかも知れない。
そう考えたらどうにも気になってきたので、実際の加工例を示すことにした。

DXコード加工前加工前。
手前がコダックのモノクロフィルムBW400CN(ISO 400)、奥がフジのNatura 1600(ISO 1600)。
DXコード部分(黒と金属地肌の市松模様)の違いに注目。


DXコード加工後加工後。
BW400CNのDXコード部分の塗装を一箇所だけ削り、金属部分をむき出しにしている。
カッターの背で大ざっぱに削っただけだが、通電さえすればこれでOK。
細かい解説は省くが、元がISO 400の場合には、この一箇所を削ることでちょうどISO 1600のパターンになる。他の場合(200を1600にするなど)には、マスクしたり削ったりと、ちょっと面倒。
そこまでやる人は自力で調べてみよう(笑)

R0011762sNatura Blackに装填してみる。
期待通りちゃんとNPモードにセットされている。
ちなみにカメラの下に置かれているのはコニカBigmini用のポーチ。ややきついがNatura用としても重宝する。


さて、では実際に撮影。
Fuji Natura Black, Kodak BW400CN, DXコード偽装, DS5400IIでスキャン後調整OK、ちゃんといけてるクマー。
アンダー気味なのはそういう風にトーン調整したからだクマー。


いささか古い記事だけど、念のためNatura Blogの「NATURAに他のフイルムを入れてみる」にTB。
そもそも、NaturaのすばらしいレンズSuper EBC Fujinon 24/1.9を、マニュアル志向のKlasseのボディに搭載したKlasse wide(仮称)でもあれば、多分こんな手間は掛けなくていいのだよな(笑)

追記:一応、年内発売予定のKlasse IIは28mmレンズ搭載なので、Klasse wideと言えなくはない。Naturaのレンズとは異なるけれど。

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2006.02.22

猫お蔵出し

Pentax *istDs,Sigma APO 70-300/4-5.6, 150mm, F4.5, Silkypixで現像Pentax *istDs, SMC Macro Takumar 100/4, F5.6?, Silkypixで現像
Olympus Pen F, E.Zuiko 100/3.5, F8, Kodak Max Beauty 400, DiMAGE SCAN 5400IIでスキャン。 「猫の指名手配写真」じゃないよ(笑)Yashica FX-3 Super 2000, Sonar T* 85/2.8, F4?, AGFA CTPrecisa 100, Epson F-3200でスキャン
デジカメWatchにオリンパスE-330のレビューが出ていたので読んでみたら、ちょっとびっくり。作例の撮影場所が思いっきり近所、というか私のメインのネコ写真撮影スポットなのである。人間の方はともかく、猫の方は全部見知った顔ばかり。
そうか、安孫子さんもこの辺りで撮ってたのか。何度かすれ違っててもおかしくないんだな。
いい機会なので、レビューに出てきたのと同じ猫の写真を手持ちからピックアップしてみた。まあ、腕の差の判断材料にもなってしまいますが(苦笑)

Pentax *istDs, FA43/1.9 Limited, F4, Silkypixで現像ちなみにライブビューのメリットを説明する作例のために使われている塀だけど、実はライブビューでないと水平に撮れないほど高くはない。
体格差があるのかも知れないが、*istDsでこういう絵が普通に撮れている場所なのだった。さすがに塀をセンターにして正面からはきついけどね。
(追記:こう書いたけど、仮に道路側まで降りたとすれば確かにあんな感じになる。確認してみた)

ところで今回の記事のきっかけになったE-330は、今現在お金があったら買いたい機種ランキングのかなり上位に位置している。
もし手に入れたら純正のレンズはほとんど使わずに、ライブビューBモードにしてマウントアダプター付けっぱなしにして使うような気がする。ていうか、あれをベースに通常ファインダー系を取っ払ってフランジバックを27.8mmくらいに切りつめたのを出して欲しいくらい。

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2006.02.18

空を切る線

Olympus Pen F, E.Zuiko 100/3.5, F11, Kodak Max Beauty 400, DiMAGE Scan 5400IIでスキャン後調整出勤途中、見上げた空に斜め線ひとつ。
咄嗟に撮る。


久しぶりにPen Fを持ち出して、ほとんど使っていなかった100mm/F3.5をメインに撮影する。
今までほとんどサービスサイズでしか見ていなかったが、現像上がりのフィルムをスキャンしてみて100mmのシャープさに感心。せっかくだから、もっと微粒子のフィルムで使ってやらねば。
ちなみに、手持ちの100mmは後玉以降の鏡筒内側に植毛紙(ファインシャット)を貼りこんで反射を減らしてある。これはもろにまつもとさんの影響。

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2006.02.10

碑と像と

ある日の昼休みの使い方。
たぶんに感傷的だとは思うが、やはりこれだけはコニカのカメラ(Hexar Silver)にコニカのフィルム(Sinbi 100 Professional)で残しておきたかった。

Konica Hexar Silver, Hexanon 35/2, Konica Sinbi 100 Professional, DiMAGE Scan 5400IIでスキャン後調整新宿中央公園のほぼ中ほどに、その碑はある。
Konica Hexar Silver, Hexanon 35/2, Konica Sinbi 100 Professional, DiMAGE Scan 5400IIでスキャン後調整碑には、こう書かれている。

「写真工業発祥の地

 この地は、明治三十五年五月、小西本店(現・コニカミノルタ)が、写真感光材料の国産化を図り、研究所と工場(六桜社)を建設し、製造を始めたところである。同社は、さらにカメラの製造も始め、写真フィルムの国産化にも成功した。その後、昭和三十八年、新宿副都心建設事業により、八王子・日野へ移転した。今日わが国は、世界の写真王国となっているが、その礎は、この地で築かれたものである。

昭和五十八年五月一日 新宿区設置」
Konica Hexar Silver, Hexanon 35/2, Konica Sinbi 100 Professional, DiMAGE Scan 5400IIでスキャン後調整公園から徒歩十数分で、東京工芸大学(元・小西写真専門学校)にたどりつく。校門脇には、小西本店を興した六代杉浦六右衛門翁の像が設置されている。
杉浦六右衛門(六三郎)は、なかなか利益が出ない乾板製造に挑戦し続けて、これをものにしたという(参考)。
コニカミノルタの今のトップは、この杉浦像に堂々と対峙できるのだろうか。

三枚目、実は逆光補正しすぎてポジの段階ではスカスカだったのだが、アングル的にはこのカットが一番良かったので駄目もとでスキャンしたもの。スキャンしてから追い込んでいくとどんどんトーンが出てきた。SRPの意外なオーバー側ラチチュードに救われた形だ。

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2006.02.05

番猫の要領

Olympus OM-2, Zuiko 85/2, F2, Konica Centuria Super 400, DiMAGE Scan 5400IIでスキャン後調整「今日も客、入らねえなあ・・・」
Olympus OM-2, Zuiko 85/2, F2, Konica Centuria Super 400, DiMAGE Scan 5400IIでスキャン後調整「お前さんが、そこで睨みをきかせてるからじゃない」


今日は、ネコ撮影中に行き会わせた雑誌の人に取材されてしまい、撮影中のシーンを撮影される羽目に。
自分ではさんざ撮っといてなんだけど、人に撮影されるのってなんだか落ち着きませんね。アラーキーとか凄いよね、撮影シーンを撮影されても全然変わらないもの。

なんとなくオリンパスな気分だったので、今日カバンの中に入れたのはOM-2と24/2.8, 85/2だけ。OM-1,OM-2は長年の習慣でそれこそ目をつぶっても操作出来るので、楽になりたい時にはいい。

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2006.01.28

氷の文様

Yashica FX-103program, Sonnar 85/2.8 AEG, F11, 1/1000, Konica Sinbi200(SRM), DiMAGE SCAN 5400IIでスキャン後調整神社脇の裏通り。
除雪されぬまま残った先週の雪が、いつの間にか「作品」と化していた。

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2006.01.24

「はい、OKでーす!」

Minolta αSweetII, A50/1.7, F2, Konica ベビーフィルムほっぺにチュッ, ISO250設定, DiMAGE Scan Elite 5400IIでスキャンMinolta αSweetII, A50/1.7, F2, Konica ベビーフィルムほっぺにチュッ, ISO250設定, DiMAGE Scan Elite 5400IIでスキャン後調整
左:モデルモード / 右:休憩中

土曜日の撮影から。
あまりに人間っぽい態度の豹変(猫変?)っぷり。

道具を(カメラ、フィルム、スキャナまで)コニカミノルタ系でかためているのは、もちろん意図的なもの。
実際、室内での猫撮りには高感度かつ軟調なベビーフィルムが適しているし、αSweet2のAFは少なくとも猫相手なら*istDsよりはるかにスパスパ合う(DsもAF-Sでレリーズを優先するモードがあれば、もうすこし動きまわる猫が撮れるのだが……)。
惜しいよなあ。

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2006.01.18

西新宿点描

Minolta new X-700, newMD 24/2.8, F5.6, Kodachrome 64, F-3200でスキャン後調整三角コーンすらすでに朽ち
Minolta new X-700, newMD 24/2.8, F5.6, Kodachrome 64, F-3200でスキャン後調整「全品半額」の文字見る人もなく
Minolta new X-700, newMD 24/2.8, F5.6, Kodachrome 64, F-3200でスキャン後調整履く子のいない靴だけが残る
再開発とは一体何なのだろう。

前回のエントリで触れた「月曜上がりのフィルム」から。
ミノルタnew X-700にKR詰めて、24mm一本だけつけて昼休みに一気撮り。

なぜ「物欲・収集癖」カテゴリにも入っているかというと、

続きを読む "西新宿点描"

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2006.01.13

ニコン銀塩縮小

ニコンのオフィシャルサイトに掲示されている「フィルムカメラ製品のラインアップ見直しについて」については、すでにあちこちのニュースサイトやblogで取り上げられ、大きなショックをもって迎えられている。OMショック(使用頻度はともかく、私の心情的メインカメラはいまだにOMだ)、ヤシコンショックを通過済みの私でも、ニコンがここまで大ナタを振るったという事実にはかなり動揺している。

そこで、今更感はあるのだが、データ的見地から「そりゃ無理ないよなあ」という数字を出してみたい。自分を納得させるためにも。
(本来ならニュース媒体がちゃんとやるべきだと思うのだが、みんなプレスリリースの単純コピーと化しているので期待薄)
ここで使用した元データは有限責任中間法人カメラ映像機器工業会のサイトに掲載されている銀塩カメラの生産/出荷統計情報。国産各社のカメラをほぼフォローしているはずのデータだ。最新データが昨年11月の集計値のため、各年11月のデータを比較してみた。
なお、ここで「FP」は一眼レフやベッサなどレンズ交換可能なフォーカルプレンシャッター機、LSはレンズシャッター機でいわゆるコンパクトカメラ。レンズ付きフィルムはこの統計値には含まれていない。

 生産台数出荷台数
FPLS大・中判FPLS大・中判
'02/11264,711 1,980,438 2,364 281,113 2,071,778 2,348
'03/11167,522 1,227,927 1,135 185,814 1,392,451 1,023
'04/11121,744 771,022 591 124,659 825,670 690
'05/1140,401 408,810 479 43,671 413,710 438
見ればわかるが、特にこの一年での銀塩一眼レフの落ち込みはすさまじい。中判は一年早く急落している感じか(全メーカー合計で月産数百台なんて、もはや家内制手工業の規模である)。

およそ工業製品は採算ラインにのる生産台数というのを想定して量産設計をするわけで、その見込みが数分の一になったらコスト割れも発生する。ここで取るべき選択肢は
・コストに見合った価格に変更(Pentax645など)
・現状に合わせたコストダウン(各社内部では必死にやっていることと思うが)
・製品の整理、該当分野からの撤退(オリンパス,京セラ,ブロニカ,ニコン...)
といったあたりになる。

それにしても、引き伸ばしレンズのEL-Nikkorまで止めてしまうという判断だけはちょっと罪が大きいだろう。
銀塩での最終出力方法自体を緩慢な死に至らしめる選択なのだから。こればかりは値上げしても細々と続けられなかったものか。

銀塩でも写真を続けたかったら、たまには新品の機材も買おう。もっと積極的にフィルムを使おう。そして現像に出そう。それは、堤防のあちこちに開き続ける穴を指でふさぐような行為かもしれないが。

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